大学4年生のスキマ

大学生の考え事にお付き合い頂きたい。

【書評】「仕事は5年でやめなさい」を読んで

タリーズコーヒージャパンの創業者松田公太氏が自らのエピソードから仕事術を紹介しています。
彼の学生時代から、サラリーマン時代、タリーズコーヒージャパン創業時の具体的なエピソードから成功へ導く仕事術を解説しています。
「自分のそれまでの5年間のやり方を変え、考え方を変え、バージョンアップしながら5年単位で成長し、本当の実力をつけていく」
なぜ5年でやめるのか。
それは、期限を設定し、いつまでにどのような状態、能力を手に入れるかを明確にすることで、一単位ごとの目標を立てられるということです。
松田氏は人生の終わりからそれを逆算していくことを推奨しており、仕事に関しては大きく5年毎と年3回の期限とそれぞれの目標を定め、バージョンアップさせていくことを勧めています。
この5年という期間を仕事での一単位と定め、それを機に自分の仕事の仕方などをバージョンアップさせていくべきとしています。
これが「仕事は5年でやめなさい」という意味です。
5年で会社なんてやめちゃえ!なんて意味ではありません(笑)
2章以降も、様々な仕事術の紹介があります。
いくつか紹介していきたいと思います。
 
・ゲーム感覚を仕事に取り入れる
単調な仕事にゲーム感覚を取り入れるというのも、私はすごく納得できました。
あるベンチャー企業の会社説明会で、「どんな仕事もルーチン化する」と仰っていました。
例え、社長という仕事すらルーチン化するのですから、サラリーマンなんて言うまでもありません。
仕事がルーチン化すると、飽きてつまらなくなります。
そこでゲーム感覚を取り入れるということが仕事を楽しみ成長する有効な手段となってくる訳です。
 
松田氏は、銀行員時代に担当エリアのATMに札束を入れるだけの仕事をしていたといいます。
仕事がつまらなくなりそうであったときに、どれだけ効率的にATMを回れるかというゲームを取り入れたそうです。
それによって、ルーチンの仕事を楽しみ、効率化させることに成功したのだといいます。
 
私自身も今イベントの案内業務のアルバイトをしています。
案内業務というのは、チケットもぎりやお客様にただお礼を言うだけなど、非常につまらない仕事の一つだと言えます。
そこで私はこの「ゲーム感覚」を思い出しました。
チケットをもぎる際は、向かいの同僚よりも早くもぎるために様々な工夫をしてみたり、お礼の挨拶ではどれだけお客様の会釈を呼び込めるか、そのために挨拶の仕方を色々と工夫してみました(笑)
意外と、やってみると面白く、このように色々と工夫し楽しむことが、成長に繋がるのかなーなんて実感しました。
 
・楽しんでやることが、成長を促す。
苦しみが成長を生むという、日本の勤労精神のような考え方があります。
ヤンキースのエース、黒田博樹投手のモットーも「苦しまざるして栄光なし」です。
また、「若いころの苦労は買ってでもしろ」とも言います。やはり、日本人は苦労や苦しみが大好きであり、美徳であるように思えます。
 
しかし、松田氏は「楽しむこと」が大切と説きます。
アメリカ人は周りがうまくやった時は、「EXCELENT!」と褒めることが多いと松田氏は言います。
このように、「楽しむ空気」を作り出すことが仕事を楽しくさせ、成長を促すといいます。
多くの経営者の話を聞くと「好きこそ物の上手なれ」とは、まさにその通りなのだと思います。
ホリエモンも仕事が好きと言っていますし、リブセンス村上社長も24時間仕事のことを考えていると言っていました。
スティーブジョブズの有名なスピーチでも、仕事が好きと言っていますし、夢中になれることを探すことが大切と語っていますね。
このように自分は何が「好き」なのか探すこと、これは就職活動の自己分析でも大切になってきます。
「好きこそ物の上手なれ」
スティーブジョブズの言うように、その努力を決してやめてはいけないのだと思いますねー。
 
以上でーす。        
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